この記事では、プレスリリースの定義や作成方法を誰でもわかりやすいように解説します。すぐに使える無料テンプレートや作成時の注意点などもご紹介します。

プレスリリースとは
プレスリリースとは、ニュース性のある新しい情報を、メディアに向けて公式に発表するための文書です。記者やメディア関係者に配信し、情報がテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ウェブサイト等のメディアに取り上げられることを目指します。
プレスリリースは、広報活動やマーケティングの一環としてブランドの認知度を向上させ、市場での可視性を高めるのに効果的な手段です。また、商品の購買、ブランドイメージの向上、ブランドストーリー作りにつなげることも可能です。

プレスリリースの活用例
- 事業活動の紹介:新商品、改良型商品、新ブランド、新CM、イベント、キャンペーン、新店舗についてなど
- 組織内の動向:事業拡大、リストラ、移転、社名変更、新拠点、決算、戦略的提携、M&A、新たな資金調達、新規事業立ち上げ、不祥事、商品回収に関するアナウンスなど
- 地域活動の発表:地域社会に影響を与えるような組織内外の新規プロジェクト、イベント、セミナーなど
- 人事関連の報告:役員人事報告など
- 受賞の報告:スタッフ、商品、プロジェクトの受賞報告など
- 研究成果の発表:ビジネスに関連する調査や、研究結果の発表など

プレスリリースの構成要素
- ヘッダー:「プレスリリース」または「報道各位」とヘッダーに記載
- 発信元の情報:発信年月日、発信企業名のほか証券コード(必要な場合)を記載
- 大見出し(タイトル):キーワードを含む30文字程度のタイトルを作成
- 中見出し・サマリー:大見出し(タイトル)を補足する中見出しやサマリーを1行程度で作成
- リード文:基本的な情報と結論を簡潔に記載。具体的なデータ(売上目標や販売見込みなど)は、メディアの関心を引きやすいため開示可能な場合は記載
- 本文:リード文の内容を踏まえ、重要度の高い情報から先に記載。専門外のメディア担当者でも理解しやすいよう専門用語はできるだけ使用せず、必要に応じて補足説明を加える
- 画像:メディア側が使いやすい画質・サイズの図表や画像を必要に応じて用意。場合によって、画像編集ソフトも活用
- 会社概要:社名、所在地、事業内容やURLなどの会社概要を記載
- 問い合わせ先:メディア向けと一般読者や顧客向けで窓口を分けて記載。企業名、担当部署、担当者名、電話番号(メディアからの問い合わせ用に記載必須)、メールアドレスを記載
- 添付資料:プレスリリース自体はA4用紙1枚程度に収める。画像、動画、パンフレットは別添する
テンプレートはこちらから無料でダウンロードできます(Microsoft Excelファイル形式)。プレスリリースの書き方のコツをつかむためにも、ぜひご活用ください。
プレスリリースの配信方法
- 配信サービスを使う:有料配信サービスのPR TIMES(ピーアールタイムズ)の場合、サイト内への掲載と特にプレスリリースを届けたいメディアを1万9百以上から指定できる。@Press(アットプレス)の場合は、原稿ブラッシュアップやメディアリスト作成などのサポートもあり
- PR会社などに外注する:PR会社に依頼した場合、原稿作成〜配信まで一気通貫で依頼することも可能
- 各メディアに直接配信: 重要なニュースの場合は掲載につながりやすい。無料で広告を出すことが可能だが、企業の注目度によっては取り上げられづらい

プレスリリースを配信するタイミング
- 季節のイベント前:例えばクリスマスギフト関連の発表であれば、メディアに掲載され消費者が認知するまでの時間を考慮し、クリスマス商戦よりも少し早いタイミングで配信
- 大きな発表がない時期:競合他社の新商品発表の前後や、大きな関連イベントの開催前後は、レポート記事が多数発信されるため、それ以外の時期に配信
- メディアの閑散期:夕刊、日曜版、お盆、年末年始など、ネタが少ない閑散期に合わせて配信。特に、その季節・時期特有の話題は記事にしやすい
- 情報解禁日の前:新商品の発表などに関する場合、発売日など特定の日時まで一般公開せずに限定公開することも可能
まとめ
プレスリリースとは何かを説明し、作成や活用方法について解説しました。ターゲットとなるオーディエンスに届くよう、自社の目的やタイミングを明確にし、最適なメディアに送信してみてください。この記事の作り方を参考に、テンプレートを使用してプレスリリースを作ってみましょう。
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プレスリリースに関するよくある質問
プレスリリースとプレリリースの違いは?
「プレス」リリースはニュース性のある情報をメディアに伝えるもので、「プレ」リリースは正式発表前に商品やサービスを事前公開することです。
プレリリースでは、正式発表前に反響を確認し、商品やマーケティング戦略のブラッシュアップを試みます。事前に情報を提供して関心を高めることを目的にしており、ゲームやソフトウェア業界などでよく行われます。
プレスリリースの目的は?
プレスリリースの目的は、ニュース性のある情報をメディアや一般ユーザーに共有することです。これにより商品、サービス、イベント、または企業の発表を明確かつ簡潔に報道関係者に伝えることができます。広報活動やマーケティングの一環として、ブランドの認知度を向上させ、市場での可視性を高めるのに効果的な手段です。
プレスリリース配信サービスを使用するべき?
効率的に情報を届ける方法として、プレスリリース配信サービスの活用はおすすめです。必ず掲載されるわけではありませんが、各メディアはこういったサービスを活用して情報収集するため、目に留まるチャンスが広がります。露出が増えることで、ターゲットとなる層にリーチする可能性も高まります。
配信サービスを利用しない場合、報道機関やメディアに直接プレスリリースを送付する方法や、メディアキャラバンが有効です。メディアキャラバンとは、広報担当者がメディア関係者と直接対話し、プレスリリースの内容や情報を共有して、報道に取り上げてもらうための活動です。
プレスリリースを作成したらメディアに取り上げられる?
各メディアが内容やタイミングに関心を持てば、問い合わせや取材が発生する可能性があります。社会情勢や旬の話題など時期に合った情報であれば、メディアに掲載される確率が高まり、無料PRが実現できる可能性があります。
プレスリリースは組織内の誰が作成するべき?
通常、プレスリリースを作成するのは、起業の広報担当者です。担当者がいない場合は、個人事業主なら本人が、小規模な組織やスタートアップ企業では、プレスリリースの基となる情報を持つ部門が作成すると良いでしょう。作成後は、メディアに正確に伝わる内容になっているか、別の人が確認します。
プレスリリースを作成する際の注意点は?
- 専門用語を多用しない:専門外のメディア担当者でも正しく理解でき、記事が書きやすいよう専門用語を多用せず、必要に応じて補足説明などを加えます。
- 社内用語は使わない:社内用語は、社外では通じない上に混乱を招くリスクがあるので、使用を避けるのが賢明です。テキストのみでは不十分だと感じる場合は、商品の写真、または成果・結果を示す図表を活用しましょう。図表には、ブランディングに合ったデザインや色を使うと、メッセージの効果が高まります。
プレスリリースとニュースリリースの違いは?
報道機関に発信するものをプレスリリース、メディアを介さず消費者に直接発信するものをニュースリリースといいます。実際には、どちらもほぼ同じ意味で使用されることが多いです。
文:Miyuki Kakuishi





